THE焼酎の世界 Vol.2「人気焼酎BEST3 -定番系-」
まずは名酒を知っておくべき
遠回りをせずに“通”になる
お酒の種類が豊富な居酒屋に行った時、見たこともないお酒がずら~っと並んでますよね?
どれを飲むべきか?迷う方も多いのではないでしょうか。
また、これから焼酎を始めようと考えて、意気揚々と酒屋さんに行ったものの、「手始めにどの焼酎を買えばよいか分からない」という方もいると思います。
そこで、今回は名酒と呼ばれるお酒、一般的に知られるお酒など、3つのお酒をご紹介いたします。
焼酎は種類がかなり豊富で、全てを知るのは厳しいものですが、まずは有名な焼酎から飲み始めることをオススメします。
また、出来れば少しだけ高価な焼酎から飲むことをオススメします。
安い焼酎はどうしても味の個性が強すぎてしまい、焼酎本来の美味しさや魅力に気づけない場合が多いためです。
少し高価な焼酎から始めることで、安い焼酎と高い焼酎の違いが良くわかるということが理由の一つです。
実は、安価な焼酎でも美味しいものはあるのですが、正直言ってハズレが多いのが実情です。
よく種類が分からないからといって、とりあえず安い焼酎を購入してしまうと、ハズレを引いてしまう可能性が非常に高いです。
少しだけ高い焼酎から飲み始めれば、焼酎の美味しさに気付くだけでなく「価格と味の基準(相場)」も出来ます。
こうやって選ぶことにより、安価で美味しくない焼酎を避けつつ、『価格と味』の両方で、自分に合った焼酎が見つけやすくなるという訳です。
まず美味しい焼酎から始めることは、まさに焼酎“通”への近道と言えます。
ということで、以下3つの焼酎をご紹介しますので、是非ご覧ください。
ちなみに、『近所の酒屋さん』『Amazon』『楽天』など、様々なサイトで探しましたが、お酒に関しては『楽天』が一番安く、業者さんも多いのでオススメです。
人気焼酎の殿堂「佐藤 黒」
■酒蔵 :佐藤酒造
■原材料 :黒麹(芋)
■度数 :25%
■産地 :九州
■平均価格:4,000円~5,000円
■容量 :720mℓ
■コメント:
殿堂入りの焼酎と言えば、このお酒を外すことは出来ません。
プレミア焼酎と呼ばれるもので、よく「森伊蔵」「魔王」「村尾」の3種類が挙げられます。
しかし、これらの焼酎は、価格が1万円を超えていたり、欲しくても中々手に入らない、ということがあります。
1本1万円を超える焼酎を買うには、金銭的にかなり余裕が無いと厳しいですよね。
しかし、佐藤の「黒」は一味違います。
焼酎好きなら誰でも知っている有名なお酒で、高価なお酒であることは確かですが、どの酒屋さんでも1万円を超えることはありません。
しかし、味の深さ、まろやかさは、プレミア焼酎に匹敵する超一級品です。
特に、ほんのり甘みのある香りが特徴で、味は絶品です。
先ほど挙げたプレミア系よりも、「佐藤の黒」の方が格段に美味しい、というファンの方が多いのも事実です。
また、比較的手に入れやすいという部分もこの焼酎の魅力です。
間違いなく“通”も太鼓判を押す「佐藤 黒」。
こちらは、水割りよりも、ロックで飲まれることをオススメします。本格焼酎の全てが凝縮された逸品です。
※「佐藤シリーズ」は凄く多いので、「黒」でお間違え無い様に…。
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富乃宝山
■酒蔵 :西酒販
■原材料 :鹿児島県産 黄金千貫(芋)
■度数 :25%
■産地 :九州
■平均価格:2,500円~3,500円
■容量 :1800mℓ
■コメント:
こちらも有名どころの焼酎で、焼酎を広く普及させた立役者とも言えます。
味わいは雑味が無く、爽やかの一言。
口当たりが良く、焼酎独特のキツさが少ないので、初めて焼酎を飲まれる方や、女性の方にもオススメ出来ます。
飲みやすいということもあって、居酒屋でもメニューとして取り揃えていることが多い焼酎です。
価格はやや高価ですが、「佐藤 黒」の様な高級焼酎とは違い、お値段は約3,000円前後と、比較的落ち着いた値段です。
焼酎ビギナーという方にもオススメ出来る味で、ロック・水割り・ソーダ割に適した焼酎と言えます。
お刺身などの、繊細な味の料理にも適している焼酎です。
※こちらもシリーズが多く、似た品名が多いのでお間違えなく…。
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「赤」霧島
■酒蔵 :霧島酒造
■原材料 :紫優・米麹
■度数 :25%
■産地 :九州
■平均価格:2,000円~2,500円
■容量 :1800mℓ
■コメント:
今回ご紹介した中では、もっともリーズナブルな焼酎ですが、こちらも有名どころの焼酎です。
価格は、1800mlでも約2,000円前後と、普段飲む焼酎としてはベストな価格帯ですね。
“霧島酒造”と言えば、どちらかというと有名なのは「黒霧島」です。
赤霧島は、黒霧島に比べて、味わいがマイルドなのが大きな特徴です。
なぜ黒霧島が有名かと言うと、黒霧島は量産型で、スーパーやコンビニで年中手に入れられることが理由です。
逆にいうと、赤霧島は量産型ではなく秋頃のシーズン商品となり、酒屋さんによっては販売していない場合があります。
最近ようやく常備している酒屋さんも増えて来た、というような安価な焼酎の中では、出回りの少ない焼酎となります。
ここで少しだけ豆知識です。
他の焼酎でも言えることですが、特に赤霧島でご注意いただきたいのは、かなり古い焼酎を売っている酒屋さんが多いことです。
しかし、安心してください!
赤霧島の場合、ラベルに「1807151500」というような数字があり、これで製造年月日のチェックが可能です。
この数字は「1807151515」=20108年7月15日15時15分という意味です。
私も以前、通販サイトで、かなり安く赤霧島を販売していたので購入したところ、4年前の焼酎が送られてきたことがあります。
封を開けなければ、保存場所や保存環境によっては長持ちするのですが、やはり味が落ちてしまう傾向があるので注意が必要です。
豆知識として、是非覚えておいてくださいね。
赤霧島は、ストレートやロックで飲むにはやや味わいが強いので、水割りや、レモン割りなど、割って飲むのに適した焼酎です。
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「割って飲む」のに最適な焼酎
さて、今回はBEST焼酎ということで、有名どころを3銘柄ご紹介いたしましたが、焼酎ってロックやストレートよりも、「レモンやお茶で割って飲む」ことの方が多くありませんか?
ここでありがちなのが、美味しくしようとして何かで割ったけど、逆に微妙な味になってしまった…というケースです。
「焼酎自体の味」と「割る素材の味」の相性が悪いと、そうなってしまうので注意が必要なのですが、いちいち相性を調べて探すのは流石に大変です。
そこで、割って飲むのに最適な焼酎と、その選び方がありますので、ご紹介させていただきます。
選び方はとにかく簡単!それは、味ではなく度数で選ぶのです。
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