THE焼酎の世界 Vol.2「人気焼酎BEST3 -定番系-」
度数を変えると全然違う
焼酎って、よく見ると「25度」が多いですよね?
少し話がそれてしまいますが、何故、焼酎は25度が多いのか?を少しだけご説明しますね。
話は昭和15年ごろまで遡るのですが、当時「酒税法」で“25度までのお酒は税金が一律”と定められました。
そして「度数が、1度増えるごとに税金が上がる」というシステムが出来たのです。
これが、25度が主流となった大きな理由と言われているのです。
実はその後、昭和28年に対象度数を「25度⇒20度」へ改正したのですが、最初の名残りで、25度が主流のままになりました。
これが焼酎が25度ばかりの秘密です。
しかし、焼酎は25度ばかりではなく、20度のお酒も販売されており比較的人気が高いのです。
その理由は、度数が低くなりお酒の濃度は薄くなってしまう反面、口当たりがよく飲みやすく、しかも価格が安い、ということが人気の理由です。
はい、ここです!
20度の焼酎は比較的口当たりが柔らかく、味が薄めという点が重要です。
これは、結果的にレモンやお茶と割る際に焼酎の味が邪魔をしないということに繋がります。
そう、つまり割って飲むなら度数が20度の焼酎が最適、ということです。
お茶の味や香りを楽しみながら、焼酎で酔いたい!という方にはオススメです。
しかし、20度の焼酎は安価なものが多いため、やや雑味の強い焼酎が多いのです注意が必要です。
下記にオススメする焼酎は、殆どといっていい程、焼酎臭さがありません。
何かと割って飲むのに適している上、価格が非常に安いので、小料理店や居酒屋さんでも利用しているお店が多い焼酎となります。
JAPAN
■酒蔵 :宝酒造
■原材料 :さとうきび糖蜜、大麦
■度数 :20%
■平均価格:800円~900円
■容量 :700mℓ
■コメント:
ストレートやロックで飲む焼酎としては、オススメ出来ません。
しかし、お茶割り等では、お茶の香りを消すことなく楽しめる、割って飲むには一番適した焼酎といえます。
価格が安く、800円前後というのも嬉しいですよね。
意外に取り扱っている酒屋さんが少なく、20度でも別の焼酎が店頭によく並んでいます。
逆に、この焼酎を取り扱いしている酒屋さんでは、在庫がゼロという場合もあります。
これは、近所の個人店の居酒屋さんが大量購入している可能性が十分に考えられます。
「お茶と割るなら、JAPAN」と知っている方は、かなりの通と言えます。
あと、同じJAPANでも、色々な種類が出ていますが、「ラベルが黒」のものがオススメです。是非お間違えなく、お試しください!
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まだまだ今後も続く、THE焼酎の世界
ということで、今回はここまでとなります。
焼酎は奥が深いですね。
でも、その分楽しみは増しますよね。
あまりくどいのはどうかと思いますが、居酒屋さんで「この焼酎は、こんな味だから飲みやすいと思うよ」なんて、サラっと言えたら、「すごい大人な感じぃ~」なんて、少し見直されちゃうこともあるかもしれませんね。
割って飲むも良し!ロックでもストレートでもよし!
まだまだ、魅力的な銘柄が揃っている、焼酎の世界。
是非今後もお楽しみにください!
それでは、また次回。
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