リフォーム実体験記録 Vol.11「ボケ倒すリフォーム担当者さん」
笑えない!聞いているのか不安になる担当者
意図が全く伝わらない恐怖
[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/06/人01.2.png” name=”マサオさん” type=”l hige”]
こんにちは、マサオです。
さて、今回はお引越しを終えたあたりのお話ですね。
時系列としては、大体こんな感じになっています。
時期 | 内容 |
見積もり依頼 | 2017年12月 |
見積もり確定、ローン契約 | 2018年2月 |
引っ越し作業 | 2018年3月 |
着工 | 2018年3月下旬 |
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[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/06/人05.6.png” name=”より子さん” type=”r ona”]
見積もり確定までは、約3か月くらいかかったということなんですね~。
やっぱり大変なんだな~。
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[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/06/人01.png” name=”マサオさん” type=”l hige”]
そうですね~。
見積もり確定までは、とにかく「詰めに詰めた」という感じで、長かったです。
でも、ここで「もう伝わったでしょ?」「大体大丈夫だろ?」と、思わないでください。
ここで詰めてもまだ問題が起きるくらいなので、一に確認、二に確認です。
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そうか~。
そんなに確認しても、まだ意図が伝わらないってあるんですね~。
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[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/07/人096.png” name=”マサオさん” type=”l hige”]
そうなんですよ。
意図が伝わってなくて非常に困った点を、少し愚痴っぽく(笑)お伝えしていきますね。
確認を何度でもすること、現場へ顔を出す事がどれだけ重要かが分かると思います。
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窓の位置が全然違うよ!担当さん!
[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/06/人01.2.png” name=”マサオさん” type=”l hige”]
まずは、窓の位置です。
的確に書くと、窓の高さです。
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[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/06/人05.4.png” name=”より子さん” type=”r ona”]
う~ん。窓の高さか~。
思えば窓の高さって気にしていなかったな…。
言われてみれば凄く重要な気もしますけどね。
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生活シーンを思い浮かべることが大前提
「窓の高さ」。
住み慣れた家では、あまり気にすることは無いですよね。
でも、リフォームではこれ凄く重要です。
例えば、床から窓の高さが中途半端に低すぎると、テーブルやいすを置きにくくなります。
窓の高さに合わせたテーブルなどを購入する必要が生じますが、それで本当に生活は便利なのか?不便にはならないのか?が大切です。
ちなみに、私の場合は床から『約80cmの高さ』でお願いしました。
これは、市販のリビングテーブルの高さは40cm~55cm程度が一般的であったためです。色々な価格・種類から選べますよね?
テーブルの上には物を置くことを想定して、窓下には20cm前後の余裕を持たせたということです。
ちなみに、担当者さんは当初「床から約40cm程度を想定していた」様です。
以前ご覧いただいた画像の様に、地べたに座る形式のリビングを想定したのでしょう。
諸々の話をして結果的に「床下から80cm」で確定したし、営業さんにも確実に伝えたので安心しきっていたのですが、現場に行ったら職人さんに確認されたんです。窓の高さを。
「担当のHさんから言われてるんだけど、窓は、床から10cmくらい離すってことだけど、いいんだよね?」
「!!!??」
これには衝撃を受けました。その場で「80cmとお願いしたこと」「その理由」を説明をした上で、すぐに担当のHさんに電話しました。
「え?あれ?そでしたっけ~、すいません。」
「…」
こんなこと本当にあるんです。
後々出てきますが、この窓だけではありません。伝え漏れや想定違いなどがどんどん出てきます。
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そ、それはマズイですね…。
ついた担当さんがいい加減だったんですね(汗)
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[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/06/人01.2.png” name=”マサオさん” type=”l hige”]
もちろん、担当Hさんがいい加減ということもありますが、担当さんが担当しているのは僕だけではないということが問題なんです。
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[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/06/人05.6.png” name=”より子さん” type=”r ona”]
なるほど…。何件も担当しているから、他のお宅のものと混在してるんですね…。でも困りますね…。
「窓」って、言われてみれば一番目立つし、凄く大切ですもんね。
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[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/06/人01.png” name=”マサオさん” type=”l hige”]
そうですよね。窓は防犯上もとても大切なので、少しそのお話もさせていただきますね。
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窓と防犯の関係
みなさんも想像がつくかもしれませんが、住居侵入は『窓からの侵入』が5割以上となっています。次いで勝手口、そして玄関という割合です。
ということで、ここからは防犯のお話と、折角なので「窓の種類」についてもご紹介させていただきます。
まず、窓の種類は、大きく分けると全部で4つです。
そして、それぞれの窓に“開け方の種類”が紐づいているというイメージです。
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横すべり窓
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縦すべり窓
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実は、窓の開け方はこの他にも「水平回転窓」「上げ込み窓」など色々あります。
吐き出し窓は、床部分まで広がっている窓ですね。
最近のお家では、リビングなどに、細長い吐き出し窓の、縦滑りを利用しているお家も増えています。
細長で縦滑りの窓は「風」と「明かり」を取り込むには良く見た目もお洒落なのですが、実際はそれほど明かりが取り込めないのと、人の出入りも出来ない構造なので、あまりオススメ出来ません。
さて、以下は階数による空き巣の侵入率です。
階数 | 侵入率 |
1階 | 93.4% |
2階 | 6.6% |
3階 | 0% |
3階が0%というのは、調査時期や調査件数により異なる可能性がありますが、このデータは、ほぼ全てのリサーチ会社で共通です。
1階の被害がほとんどなのですね。
加えて、「窓の種類別の被害」は以下の通りです。
窓の種類 | 侵入率 |
吐き出し窓 | 36.9% |
ひじ掛け窓 | 4.9% |
腰高窓 | 41.4% |
高窓 | 0% |
ということで、意外に「ひじ掛け窓」より高い位置にあることが多い「腰高窓」の方が侵入率が高くなっています。
これは、色々な理由がありますが、一番多いのは「無施錠」というケースです。また、腰高窓は「引き違い窓か引き窓」であることが多いのも理由の一つです。
窓の種類別の侵入率を見ると「引き違い窓/68.7%」「引き窓/16.8%」となっています。
この2種類だけで、85%という結果です。
引き違いや引き戸は、とにかく狙われやすい(開けて侵入しやすい)ということです。
空き巣は侵入から脱出まで、最短で3分、最長でも5分程度が一般的です。
「鍵の位置が見えやすく」「ひねれば、すぐに開く」引き違い窓などは狙われやすいということです。
では、いっそのこと窓を無くした方が良いのでは?
ということですが、やはり太陽の明かりは欲しいですよね。
あと、万が一の火事や地震で、玄関が開かなかった時などの脱出口としても考慮しておきたいところです。
ということで、僕の家では1階の窓を以下のようにしました。
- キッチンは引き違いの腰高窓にするが、人が出入りできないサイズにする
- リビングの窓は、少し大きめな「ひじ掛け窓」で明かりを多くとりつつ、「縦すべり」で鍵を開けにくい構造に
- 窓の横は植木を入れて、直接侵入がしにくい設計にする
- ただし、植木は窓自体にはかからないようにする
以上です。
窓からの侵入方法は昔から殆ど変わらず「こじ破り」「打ち破り」「焼き破り」となります。
とにかく、割ったり壊したりするのですが、この際窓の全面を割るのではなく、一部を壊します。
その為、引き違い窓などでは鍵のある場所が分かりやすい上、割った後はひねるだけなので侵入するのに手早く便利という訳です。
縦滑り窓や横滑り窓で画像の様に、クルクルと回る構造の場合、窓を開くためにはクルクルと回す必要がありますよね?
「オペレーターハンドル」というのですが、これは窓を開けるために時間がかかる上、窓を割る範囲もかなり広くないと回せませんので、防犯としては有効的です。
植木も植えましたが、これは外観も良くなりますよね。
しかし、植木は大きすぎたり、“窓やお庭が、木で隠れてしまう”のはNGです。
勘違いされている方も多いのですが、実は樹木などで窓や庭を隠してしまうと、かえって空き巣犯に「ゆっくり窓を開けさせる時間を与えてしまう」のです。
隠すというよりも、「侵入しにくくする」というイメージを持つと良いと思います。
また、先ほどもお伝えした通り、腰高窓は侵入率が非常に高いです。
これは、小さなお部屋やキッチンなどに取り付けることの多い腰高窓は、この高さなら侵入しないだろうと思い込んで、開けっ放しにしている(無施錠)方が多いことが理由です。
ご自宅のキッチンの窓、無施錠になっていませんか?
先ほどお伝えした、「窓を割って侵入する」の次に侵入される率が高いのは「無施錠」です。
例えば子供部屋や書斎、キッチンなどは開けっ放しというケースが多いで、気を付けてくださいね。
ちなみに、追加費用が掛かるのと、外観的に少し問題もありますが、「格子」を付けるのは防犯上非常に効果が上がります。
「格子のこじあけ」もありますが、効果は高いのでご検討ください。
[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/06/人01.png” name=”マサオさん” type=”l hige”]
というような感じなんですね。
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[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/06/人05.5.png” name=”より子さん” type=”r ona”]
いや~、結構奥が深いですね。
腰高窓からの侵入が多いのは意外でした~。
キッチンの窓って、大体目線の高さより上にあることが多いと思うので、侵入しにくいと思っていましたよ。
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[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/06/人01.2.png” name=”マサオさん” type=”l hige”]
ですよね~。
空き巣などは、そういう心理を上手くついてくるんです。
ちなみに、窓の次に多い侵入口は「勝手口」なんです。
何れも「ここは人が入ってこないだろう」と皆さんが思う個所こそ、空き巣が最も狙う個所ということです。
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[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/06/人05.6.png” name=”より子さん” type=”r ona”]
う~ん、私も夏は開けっ放しにしていることがあるので気を付けます!
…そうだ!
そういえば、担当のHさん!
マサオさんの要望と、全然違うことを職人さんに伝えていたってお話から窓のお話になったんでしたよね?
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[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/06/人03.png” name=”マサオさん” type=”l hige”]
そうなんです…。
この担当Hさん、人柄は凄く良いのですが、とにかくボケまくりでした。
ということで、続きはまた次回です!
是非お楽しみにしてくださいね。
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[voice icon=”https://mamehiyoko.com/wp-content/uploads/2019/07/人095.png” name=”より子さん” type=”r ona”]
分かりました!
まだまだ問題が多いなんて、少しワクワクもしますけど(笑)
次回も楽しみにしてま~す。
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[box class=”blue_box” title=”おさらい”]
- 全面リフォームでは窓の作りを見直す
- 窓は「デザイン性」「明かりの取り込み」と「防犯性」を考慮する
- 窓は「開け方の種類」までを知っておくとバリエーションが広がる
「窓枠」は、一度決めてしまうと「後々のサイズ変更は出来ないに等しい」です。しかも「窓自体も高額」なので、とても慎重に選んでくださいね。
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